社会保険労務士の道
正式な名称は社会保険労務士(以下、社労士)といいます。昭和43年に創設された資格制度で、社会保険などの業務をスムーズに運営することを目的にしており、企業の労務管理に関わる手続きを行政機関に対して行い、企業の負担を減らす仕事になります。また、労働相談にも応じ、トラブルを未然に防ぎ、事業主や労働者のお互いにとって、よりよい環境をつくる支援をしていきます。
よく、「顧問業務」と言われますが、これは社員が入社し退職するまでの雇用保険や社会保険、万が一怪我や病気で働けなくなったときに発生する傷病手当金の支給の手続きや、退職した際の離職票の作成などをしているからです。そのため、企業を経営する上で必要な労務管理に関わる法律を知る必要があり、強制的に適用になる国の保険に関する知識も必要になるのでこの資格は会社に所属していても、開業していても役に立つ資格だと言えるでしょう。学ぶことが非常に多くあり、合格率も低い資格となっています。
年々、開業する人が増えている社会労務士について一緒に学んでいきましょう。
社会保険労務士の資格を取る
社会保険労務士は国家資格になります。そのため、社会保険労務士になるためには、国家試験を受けてそれに合格しなければなりません。しかも、その国家試験はとても難易度が高く、毎年行われる試験での平均合格率は10人に1人で1割も満たしません。とても狭き門なのです。
社会保険労務士の国家試験を合格するためには、国家試験対策の勉強をするといいです。といっても、どういう勉強をしたらいいかわかりませんよね。一番いいのは専門学校に通って勉強することです。専門学校だと基礎からしっかり教えてくれ、国家試験合格者数がそのままその専門学校の評判に繋がるので教える方も必死なので、自分で勉強するよりは合格率は間違いなく高いと思います。
ですが、今すでに違う仕事をしていて転職で社会保険労務士を考えている場合は、なかなか専門学校に通うというのは難しいですよね。自分ひとりでは、どういう勉強をしていいかわからないし、国家試験に合格する勉強となるとさらに難しいでしょう。そういう人はユーキャンなどの通信教育を利用してみるといいと思います。国家試験に合格するためだけの勉強内容にはなってしまいますが、社会保険労務士の国家資格を取ることを最優先に考えるとそれも致し方ないでしょう。
専門学校に通っている人、ユーキャンを利用している人、どちらの人にとっても国家試験の難易度が高いことには代わりありません。勉強をしっかりすればおのずと結果はついてくるものです。