社労士の基本的な仕事
顧問業務と言われる社労士の仕事は下記の3つに分けられます。
- 事業主や労働者、年金受給者等が提出する書類などの作成や提出の代行業務。
- 労働・社会保険諸法令に基づいた申請書および、届出書、社内の帳簿書類などの作成事務。
- 採用・就業規則。給与規定。退職金などの労務管理および年金などの相談業務。
これらの業務をなぜ代理で行うのかというのは、頻繁にかわる法令や複雑になっていく制度であるということもあり、企業も把握出来ていないために、企業側も労働者側も損をする、またはトラブルに発展する、国からの指導を受けてしまうということがあります。これは、業績が悪化している企業だけでなく、業績の良い企業でも起こりうることです。業績のよい企業なのに知らなかったということで、変な評判が立ってしまうなんてこともあるのです。
労災のメリット
仕事中の事故で従業員が怪我をしてしまうという事故が起こったとき、労災を使うと労働基準監督署がきて大変なことになるから使わないという事業主がたまにいらっしゃいます。しかしこれは大きな間違いです。労災は全額が会社負担となる保険ですが、すべてが会社の不利益になることはありません。怪我以外にも持病による病気で休んでしまった従業員にも健康保険を使うことで、月給の約3分の2が支払われ、従業員は非課税になるという相互メリットがあります。